わたしが神木隆之介くんと友だちになるまで

-この物語は、わたし“ゆりかフランネル”が、神木隆之介くんに出会うまでのストーリーを追う、ドキュメンタリーブログである-

【恋に落ちました】わたしが神木くんに学びたい男心

 

土曜日。

 

人は完璧じゃないと、よくいわれるが、わたしのまわりには“一人だけ”完璧な人間がいる。

 

その名も「ヌオー」

 

名前だけ見れば、泥属性の間抜けな中ボス感満載だが、

 

プロポーションも脳みそも、人柄も何もかもパーフェクトな、聖属性の人間。

 

というかもはや聖女である。

 

きっと彼女は神様から、特に愛されて生まれてきたのだとおもう。

 

その証拠に、彼女は神様からギフトを与えられている。

 

その名も

 

「大いなる女神の果実(ビッグツインメロン)」

 

老若男女関わらず、人を魅了する聖なる果実。

 

あぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ

 

埋もれたい。

 

そんな彼女のひとことで、ことは始まった。

 

 

「友だちがお高いワイン開けるんだって!一緒に行かない?」

 

普段ワインどころか、お酒は甘酒しか飲まないくせに、

 

「大いなる女神の果実(ビッグツインメロン)」に魅了されていたわたしは、

 

ニュータイプを思わせる反応速度で「行く行く行く!!」と言ってしまった。

 

目的地は“麻布十番

 

時刻は22時をまわってる。

 

「あれ?わたし今日ヌオーに抱かれる?」

 

そんな緊張もあってか、念のため思いつく限りのおめかしをしていった。

 

 

23時にヌオーと落会い、思う存分メロンをぱふぱふもりもりしたあと。

 

麻布十番に住むという、ヌオーの友人宅へ向かう。

 

マンションのインターフォンを押すと、わざわざ出迎えにきたのは「塩顔系男子」

 

以降、彼のことを「ソル男」と呼ぶことにする。

 

塩顔なのでソル男。そのままだ。

 

 

その後、人生で初めて美味しいと思ったワインたちを思う存分堪能し、仲間たちと談笑に明け暮れた。

 

ワイン会の最中、やけに近づいてきて声をかけてくる、ソル男。

 

正直いって、わたし的にこのソル男がめちゃくちゃ、どストライクだった。

 

ここ最近で一番、胸が高鳴った。

 

田舎のヤンキーが乗る車についてる、ウーハー並に重低音を奏でるわたしの心臓。

 

たぶん心臓のはじっこが、口から出てたと思う。

 

 

しかもこのソル男。

 

笑顔がとてつもなく、

 

かわいい。

 

それはマシュマロのようにふわっとしていて、

 

焼きたてのパンの湯気のようにほわぁっと、幸せになる。

 

そんなステキな笑顔だった。

 

しかもそれだけではない。

 

「ありがとう」

 

が、息を吸って吐くように、当たり前に飛び出してくるのだ。

 

それはまさに金太郎飴。

 

あっちを切っても、そっちを切っても、こっちを切ってもありがとう。

 

わたしは結婚するなら「ありがとう」と、感謝の言葉を素直に伝えられる人

 

と決めていたので、これはもう「ビビビ!ときた」なんてもんじゃない。

 

「バキボギゴリ!!!っときたでごわす」

 

くらいの衝撃的な出会いだった。

 

この世にここまで顔面がどストライクで、しかも「ありがとう」を自然に連発できる人間が存在するのかと。

 

少なくとも、歴代の彼氏を思うと全く考えられない出来事だった。

 

 

※ここから少し「下」と思われかねないことを書いて行くので、苦手な方は目を手のひらで覆いつつ、隙間からこっそりのぞき込んでほしい。

 

母と妹の3人で長らく暮らし、育ったわたし。

 

正直、男性とはこういうものだ。と学ぶまでにはかなりの時間を要した。

 

以下の記録を見てほしい。

 

【わたしのダメンズ図鑑】

 

case1:漏裸 破裸男(もら はらお)

 

ふたりでいる時に限り、しっとりとした、言葉の暴力を浴びせてくる。

 

かと思いきや、考えられないほど優しくなる。

 

少しでも思い通りにならなければ、理不尽に攻め立ててくるモンスター。

 

武器は「囲い込み」

 

無駄に良い外面を利用し、周りの友人に相談しても、信じてもらえない現実を作り上げる。

 

case2:金 有男(かね あるお)

 

年商数十億を稼いでいることが人生最大の自慢。

 

信じられるものは、金。最近のお気に入りは、新しく購入した不動産。

 

金をチラつかせれば、いい思いをできると思っている。

 

全く相手にされず、小娘に説教されショボーン

 

良い子は、心はプライスレス。お金では決して買えない、ということを覚えておこう。

 

case3:妻子 要夫(さいし いるお)

 

既婚者。

 

ある日、クリスマスに乗じて突如ネックレスをプレゼントしてくる愚か者。

 

妹にネックレスを譲渡し、着用することもなくメルカリへ。

 

 

 

 

と、まぁこんな具合だ。

 

ちなみにこれはおそらく遺伝で、わが家の女子3人は総じて男運がない。

 

ようやくこの連鎖を抜けた果てに、母はとてもステキな旦那をゲットしている。

 

娘のわたしからみても、羨ましすぎるほど愛されている。

 

おめでとう、母よ。

 

これまでの経験を踏まえ、ようやくソル男に出会ったわたしは、今度こそ!と意気込んだ。

 

 

友人宅で夜を過ごし、朝一には寝ている友人たちを横目に、ソル男とふたりできゃっきゃと皿洗いをした。

 

そして友人を起こさぬように、そっとソル男とふたりで部屋を出たわたしは、そのとき初めてふたりきりの時間を過ごすことになった。

 

金太郎飴級のありがとう+焼きたてパンの湯気スマイルにすっかり心を打たれ、見事に恋に落ちていたわたしは、少しドキドキしながら隣を歩いた。

 

なんて女子なんだろう。

 

ヒゲが生えてきてもいいほど、男勝りであると自分では思っていたのだが、少しその認識を修正しても良さそうだ。

 

駅まで、お互いの趣味の話や、休日の過ごしかたをシェアすること約20~30分。

 

地上に出るまで、約10分ほどかかる面倒な改札までわざわざ送り届けてくれるソル男。

 

「漏裸 破裸男」や「忌魔 裸痴男」じゃ、絶対にやらないことをされ、さらに喜ぶインマイハート。

 

改札前で、またご飯でも〜と口約束を交わし、その場を離れる。

 

それはまるで、ハクと千尋がお別れをするシーンに相当する美しさだったであろう。

 

 

電車に乗り込み、お礼の連絡をする。

 

色々やりとりをし、その中で送られてきたソル男からの返事には。。

 

「また、暇な時にでもご飯行こう〜」というもの。

 

すっかり20代半ばということを忘れ、純真無垢・天真爛漫なハイジと成り果てたわたしは、

 

「いく〜!この日とかなら空いてるよ〜」

 

と、豪速球で返事をした。

 

 

そして、今。

 

「返事がない。まるでしかばねのようだ。」

 

あれ、おかしくない?

 

なんだったのあの時間、なんだったのわたしのトキメキ!!

 

あっちから誘ってきたんだよね?わたしからじゃなかったよね??

 

途中まで普通だったよね、むしろめっちゃいい感じだったよね!!?

 

デザートワインとブルーチーズ並みにいい感じだったよね!!!?

 

生ハムメロンを超える、最高の相性だと感じていたのはわたしだけか?

 

何、このさざ波感。

 

すっごく近くまで迫ってくるけど、足元をさらっていくほどでもない。

 

この「匂わせ感」

 

流行ってんのか匂わせ。

 

流行ってんのか!?

 

国民的ブームになってんのかコノヤローー!!

 

これだ伝えたい。

 

返事を遅らせて気を引けると思ってるやつ。

 

まじで逆効果だからな。

 

女子会でダメンズ扱いされる、くそみそテクニックトップだからな。

 

 

今回「匂わせ男子」に出会って学んだことは、

 

「ヒトに対して、過剰な期待を寄せるべからず」

 

期待をするなら、自分にしよう。

 

他者に期待すると思い通りにならなかった時に、自分が辛い。

 

期待は時に、相手にとってもきついものであろう。

 

女心はよくわからない、と耳にするが、それは女も同じだ。

 

男心はよくわからない。

 

性的な眼差しを向けられている時だけ、唯一気付けるのだが。

 

本気でこちらに気がある時には、女も割と気づけないのだ。

 

わたしは一刻も早く、神木くんと友だちになって、恋愛相談をさせてもらいたい。

 

男心を神木くんから学ばなければならないのだ。

 

これはわたしの使命だ。

 

わたしが幸せにな恋愛をするために。

 

神木くんがわたしに男心を享受して得られるものは、その時、彼自身に見出してもらおう。

 

よし。早く神木くんと、友だちになろう。

 

そう、心に固く誓った。

 

※後日R兄から「男子に即レスはNGよ!」とご教授いただきました。。世の中の女子は気をつけよう!

 

**おまけ*****

 

わたしの強力な情報網。

 

海苔さんからのLINE。

 

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エランドール賞 新人賞受賞!

 

神木くんおめでとう!!

 

ところで、エランドール賞ってなに?

 

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R兄:鉄の掟=====

その1:ネットで神木くんの動向を得ることなかれ。※WikipediaやファンのツイートチェックもNG❌ とにかくアナログで情報を収集せよ!

その2:TVや映画など、神木くんが出演している作品は閲覧を許可する。

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